東西一覧

  • 聖心女子大学名誉教授・文学博士 目崎徳衛 麻田君との交友は、旧制小千谷中学校入学以来であるから、すでに五十六年に及ぶ。一学年一グラスの、おそらく当時日本一小規模な中学校で五年間、教室でも陸上競技部のグランドでも毎日毎…
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  • 大地に生きる—越後、そして関東の二十数年

    承元々年春早々、以上のような承一万の法難によって越後国府に流刑になられた親驚さまは、北陸路を旅し、越後小野浦より舟で居多の浜に上陸、配処への第一歩をしるされたと古来より伝えられております。 今、居多の浜の切り岸には、親…
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  • 道を求めて—比叡より吉水へ

    比叡山横川は、比叡山の西塔・東塔と共に比叡三塔の一つとして栄えたところで、かつてここには、日本浄土教の元祖とも言われる恵心僧都が住まわれ、有名な『往生要集』や『弥陀来迎図』『十界の図』など創作された所であります。 幼い…
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  • やまもくれんの花白く

    建長五年(一二五三〉恵信尼は七十二歳の時こうして夫親驚のもとを離れ、子等の待つ越後の自らの土地に旅立ったのでした。 恵信尼は親驚と結婚してより五十年、その間京都より越後、越後より関東、関東より京都とわたり、さらに今また…
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  • 花かおる出会い

    寿永の年(一一八二)より二十年余り、世の中は陣営えようもない激動の一時を経て大きく変りました。 九条家の越後荘官三善為則に、一人の女児が恵まれた翌寿永二年七月、源義仲は早くも入京、平家は安徳幼帝を擁して西海に逃れ、その…
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  • 1.敦埋への旅—上海l西安l蘭州l酒泉l敦埋・ある便りによせて—

    ………………。 その敦埋への旅でございますが、まことに楽しく充足した旅でございました。しかしまた、やはり上海から三千キロ、十三日間の旅程は相当の旅でございまして、今年に行けましたことをいまさらのようにしみじみとありがた…
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  • 吉野山を行く

     吉野神宮にて 後醍醐天皇が建武親政の夢破れ、足利尊氏の圧迫をのがれて吉野に潜幸されたのは建武三年(一三三六)十二月も末の事でありました。時に後醍醐帝四十八歳、意志強固な帝は悲運にもめげずただちに足利追討の準備を始めら…
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  • 豊田路を行く

     臼杵磨崖仏群にて 日本石仏史の第二期ハ十二世紀前半から後半にかけて〉の巻頭をかざる名作であります臼杵の磨崖仏 群は、ホキ・堂ケ迫・山王山・古園と四グループに分かれてあります。そして、共に木彫的丸彫的で、第二期の初期…
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  • 大和踏を行く ――奈良の都を訪れて

     薬師寺本尊を拝して 薬師寺は、もと天武天皇八年(六八O)に、鴎野皇后のご病気平癒を祈念されて天武天皇が発願起工されたのが始めで、天武帝崩後は持統天皇(鶴野皇后)に引きつがれ、文武天皇二年(六九八)完成を見たといわれま…
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  • 筑紫路を行く—日本国家の源流を訪れて—

    北九州は、日本で初めて水稲農耕を中心とするいわゆる弥生式文化(BC三00~AD三OO〉の最も早く起こりました地方で、定説のいまだない耶馬台国はとにかくとしましでも、有名な説志倭人伝に見られます弥生中期の一支国(壱岐島〉奴…
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株式会社 東峰書房 〒102-0074 東京都千代田区九段南4-2-12
TEL 03-3261-3136/FAX 03-3261-3185
● 目次
一 わが放浪の記
  1. 筑紫路を行く
    —日本国家の源流を訪れて
  2. 明日香路を行く
    —日本の察明期をしのびて—
  3. 大和路を行く
    —奈良の都を訪れて—
  4. 美地乃久を行く
  5. 豊田路を行く
  6. 鎌倉を訪れて
  7. 吉野山を行く
  8. アルプス讃歌
    —還らざる遠き日の思い出—
二 中国の石窟を訪れて
  1. 敦埋への旅
    —上海l西安l蘭州l酒泉l敦埋・ある便りによせて—
  2. 雲山岡・柄霊寺・麦積山・龍門・輩県の各石窟を訪れて
三 やまもくれんの花白く(恵信尼さま伝記小説)
  1. 寿永の祈り
  2. 花かおる出会い
  3. 流転のいのち
  4. やまもくれんの花白く
四 久遠のしらべ
—親驚聖人のみ跡を慕いて—
  1. 動乱の世に—その出生と幼年期
  2. 道を求めて—比叡より吉水へ
  3. 大地に生きる—越後、そして関東の二十数年
  4. いのち燃ゆ—その老年期


目崎徳衛
聖心女子大学名誉教授・文学博士

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龍山哲成
新潟教区教務所長・本願寺派与板別院輪番

あとがき
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