ご推薦のことば

新潟教区教務所長 本願寺派与板別院輪番
龍山哲成

今の人は古をたづぬベし。また古人は古をよく伝ふベし。物語は失するものなり。しるしたるものは失せず候」(蓮如上人御一代聞書)
このたび麻田慶雲師が『旅人木』を発刊されましたことは、まことに慶びに堪えません。
その中「わが放浪の記」は、日本歴史の原点を味わい深く探訪され、「中国の石窟を訪れて」は、東洋における仏教伝来の貴重な仏跡を紹介されています。
「やまもくれんの花白く」と「久遠のしらベ」は、親驚聖人ご夫妻のご生涯をあらゆる文献をもとに、親しみ易い言葉で表現されています。
筆者はおそらくこの作品を、ご自身の出世の意義を見出さんとして書かれたものと深く敬意を表しながら読ませていただき、その豊かな人格と文才に唯々感銘いたしております。
昨今数多くの書物が乱発されていますが、この書は私共の心に残る名著として愛読されることを確信して、ご紹介のことばと致します。

合掌

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● 目次
一 わが放浪の記
  1. 筑紫路を行く
    —日本国家の源流を訪れて
  2. 明日香路を行く
    —日本の察明期をしのびて—
  3. 大和路を行く
    —奈良の都を訪れて—
  4. 美地乃久を行く
  5. 豊田路を行く
  6. 鎌倉を訪れて
  7. 吉野山を行く
  8. アルプス讃歌
    —還らざる遠き日の思い出—
二 中国の石窟を訪れて
  1. 敦埋への旅
    —上海l西安l蘭州l酒泉l敦埋・ある便りによせて—
  2. 雲山岡・柄霊寺・麦積山・龍門・輩県の各石窟を訪れて
三 やまもくれんの花白く(恵信尼さま伝記小説)
  1. 寿永の祈り
  2. 花かおる出会い
  3. 流転のいのち
  4. やまもくれんの花白く
四 久遠のしらべ
—親驚聖人のみ跡を慕いて—
  1. 動乱の世に—その出生と幼年期
  2. 道を求めて—比叡より吉水へ
  3. 大地に生きる—越後、そして関東の二十数年
  4. いのち燃ゆ—その老年期


目崎徳衛
聖心女子大学名誉教授・文学博士

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龍山哲成
新潟教区教務所長・本願寺派与板別院輪番

あとがき
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